「鍼術とは、一定の方式に従い、鍼をもって身体表面の一定部位に、接触または穿刺、刺入し、生体に一定の機械的刺激を与え、それによって起こる効果的な生体反応を利用し、生活機能の変調を矯正し、保健および疾病の予防または治療に広く応用する施術である。」と定義されています。
「灸術とは、一定の方式に従い、艾(もぐさ)を燃焼させ、またはこれに代わる物質を用いて、身体表面の一定部位に温熱的刺激を与え、それによって起る効果的な生体反応を利用し、生活機能の変調を矯正し、保健および疾病の予防または治療に広く応用する施術である。」 と定義されています。
皮膚に直接刺して治療を行う鍼と、温熱治療を行うもぐさの相乗効果を得られる治療法が灸頭鍼です。
鍼にもぐさを巻きつけ、そこに火をつけて使用します。お灸と鍼、両方の効果を一度で体感できる点も注目されている理由の1つです。
熱で温められた温かい鍼がツボを程よく刺激してくれるため、身体の内側からゆっくりと身体を温めることが出来ます。灸頭鍼の心地のよい温かさはリラックス効果も高く、癒されながら身体の不調を改善することが出来る治療法です。慢性的な不眠症や冷え性、イライラ等、下痢、頭痛等はもちろん、捻挫やひざの痛みや炎症にも効果的で、薬を使用するものではないため、副作用等も心配せずに受けることが出来ます。お灸が熱そうで抵抗のある方や、肌に施術跡がつくことが苦手な方には、灸と鍼のいいとこどりなのでオススメの治療法と言えます。
第一に、筋肉の血行を改善し、しこりをほぐすのに有効で、「鍼灸師が触診によってこった筋肉を見つけ出し、そこに鍼を刺して電流を流すことで、かなり効率のよい治療法だ」と述べられています。
第二に、筋肉を刺激することで筋肉を支配している神経に含まれている求心性神経を興奮させ、中枢神経に信号を送ることにより、「鎮痛系を賦活したり、反射によってホルモンの分泌や自律神経を調節する」と述べられています。
「小児はり」は、文字通りお子様を対象とした鍼灸治療です。
痛くも熱くもありません。安心してお受けになれます。江戸時代に日本で発祥し日本が世界に誇れる医療です。
近年、副作用がなく、自然治癒力を高める治療法として、世界より注目されております。
生後直ぐより治療が可能です。小さなお子様に小児はりを施しますと、丈夫で健やかに成長します。
アトピー皮膚炎・湿疹・小児喘息・夜尿症・夜鳴き・便秘・下痢・食欲不振・風邪を引きやすい・てんかん等などに適応します。